つちやみ
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目次
オンラインカジノとは
ネット上でプレイできるカジノゲームのことです。
スマホアプリのゲームのように遊べるものもあれば、実際に海外でのカジノがライブ配信され、その様子に賭けるといったものもあります。
ゲームタイプにはブラックジャックなどの有名ゲームから、スロットのようなものまで様々。
ライブ配信は実際にディーラーがルーレットを回し、その様子を見ながら賭けていくイメージです。
日本でカジノを開くことは違法ですが、海外では合法の国も多数あります。
オンラインカジノでは日本にいながら海外の合法なカジノにアクセスするので、その賛否が問われているのです。
問題になってくる法律
オンラインカジノで問題になってくる法律は次の2つ。
- 賭博罪
- 賭博場開帳等図利罪
賭博罪とは、賭け事を禁止する法律です。
ギャンブルが広まると、風紀が乱れ、犯罪の温床になり、真面目に働く気もなくなるということで、日本では禁止されています。
パチンコが普通にプレイできるので、説得力ないですけどね。
賭け麻雀も本来は違法で、たまに有名人やスポーツ選手が逮捕されています。
最大50万円の罰金を支払う刑で、懲役は無いので軽い刑と言えるかもしれません。
賭博場開帳等図利罪とは、賭け事を開催してはいけないという法律です。
ギャンブルをする場所を、そもそも作ってはいけないということですね。
雀荘は本来アウトということになりますが、警察・検察の気まぐれで放置されています。
(警察・検察の裁量についてはこのあと解説します)
オンラインカジノの場合、海外にサーバーがあって海外で合法的に運営されていたりするので、日本の法律は適用されません。
3ヶ月〜5年の懲役が言い渡されるもので、賭博罪より罰則が重くなっています。
オンラインカジノの判例
ではオンラインカジノの場合、賭博罪に該当するのかという話ですが、今まで逮捕された人はごく少数です。
麻雀も多くの人がプレーしていますが、たまに有名人が捕まります。
それと似たような感じで、オンラインカジノをプレイしているとたまに逮捕されることもあるようです。
具体的には、現在オンラインカジノのプレー人口は50万人ほどいると言われていますが、捕まった人は数名です。
彼らは罰金を払うことで終わりというか、罪を認めています。
その中で一人だけ、罪を認めず争った人物がいます。
罰金を認めず争うと、検察が裁判にかけるか判断するのですが、この人は不起訴となっています。
検察が起訴すると99%有罪になるのが日本の刑法システムですが、現状検察は「オンラインカジノをプレーしたことを有罪にするのは厳しい」と考えているようです。
賭博罪ができた明治時代、海外のカジノに日本からアクセスする、などということは想定されていませんでしたから、現在の賭博罪でオンラインカジノプレイヤーを有罪にするのは無理があるのでしょう。
法改正されるか、新しい法律が作られるまで、オンラインカジノをプレーしても罪には問われないと言えそうです。
逮捕・起訴は警察・検察のさじ加減
中にはオンラインカジノが合法なのか違法なのかで一歩踏み込めない人もいるかもしれません。
結局いいのか悪いのか分かりにくい。
これはそもそも「逮捕」「起訴」というものが、警察・検察のさじ加減によるからです。
例えば賭博罪を厳密に運用するなら、雀荘は賭博場開帳等図利罪でアウトだし、賭け麻雀をしている人は賭博罪でアウトです。
ただ現状そうはなっておらず、賭け麻雀など学生やサラリーマンが金曜日によくやっています。
一方でスポーツマンなどが、見せしめ的に捕まって罰金となることがあります。
あたかも警察が「仕事しました」感を出すために。
あくまで「麻雀はダメなことだからこっそりやってね」というメッセージも感じます。
明らかにアウトな「賭け麻雀」ですらそんな感じなので、法律が想定してない「オンラインカジノ」はさらに曖昧になることは想像しやすいです。
YouTubeなどに普通にプレイ動画が上がってますが、今後警察が見せしめ的に逮捕に動くかもしれません。
ただ逮捕されたところで、争う姿勢を見せれば有罪にはできないのが現状のようです。
「有罪にするか」というのは検察が判断するので、今後気まぐれ的に検察が動いてくる可能性もあります。
オンラインカジノをプレイする人は、曖昧に逮捕・罰金・有罪の可能性もあるのかという認識は持つべきです。
一方で、一般人が逮捕・罰金・有罪になる可能性は極めて低いとも言えます。
法律に定められてないことで有罪になるのは結構ヤバイこと(北朝鮮みたいなもん)なので。
ニュースなどで「オンラインカジノの法律が決まった」などとなるまでは、普通に楽しめるゲームだと思っていいのではないでしょうか。
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