つちやみ
つちやみ
- 投資歴3年
- フィンテックおたく
- 前職は三菱UFJフィナンシャルグループ
つちやみ
目次
この記事の目標
この記事のゴールは、ETFとは何なのかをなんとなく理解して、実際に買えるようになることです。
スマホが動く仕組みはあまり分からなくても、自分でスマホを使いこなすことはできます。
そんな感じで、ETFの仕組みを完璧に理解しなくても、自分で投資できるという状態になることが大事です。
仕組みはサラッと理解して、実際に投資できるのを目標に解説していきます。
ETFとは何なのか
結論から言います。
ETFとは、株のように売買できる投資信託のことです。
株を買う時はチャートを見て、上がりそうなら買うし、下がりそうなら売ります。
株と同じように、投資信託を売り買いできる仕組みがあります。
それがETFと呼ばれる仕組みです。
証券会社のアプリを使って買う感覚は、株と全く一緒です。
でも買っているのは株ではありません。
投資信託というものを買っているのです。
そもそも投資信託って何
ETFとは、投資信託を株のように売買できる仕組みです。
そこで気になるのが、投資信託って何、ということです。
投資信託とは、簡単にいうと、プロが色々やってくれる仕組みのことです。
- 日本経済に投資したい
- アメリカ企業に投資したい
- 金や原油に投資したい
よさそうな投資先があっても、素人はどうしていいか分かりません。
そこでプロに手数料を払って、自分のお金を投資してもらおう、というのが投資信託です。
投資信託について理解しないと、ETFもピンと来ないので、もう少し解説します。
投資信託のメリット
投資信託のメリットは、
- いろいろな投資先
- プロに任せる
という点です。
「いい感じの日本企業だけに投資したい」
と思っている人たちが、プロにお金を託します。
プロは集まったお金を使って、「いい感じの日本企業」に投資します。
利益が出たらみんなに返ってきます。
「いい感じの日本企業」だけでなく、
「世界トップのアメリカ企業」
「不景気でも安心できる金や銀に」
など、投資のテーマは様々です。
様々なニーズに合わせて、プロが運用してくれます。
投資信託のデメリット
プロに任せて勝手にお金が増えるならよさそうですが、デメリットもあります。
- 手数料がかかる
- 売り買いが面倒
です。
手数料については、
- 申し込む時
- 保有している間
- 解約する時
にかかります。
合計で1〜3%くらいかかります。
売り買いできる場所は、銀行や証券会社です。
注文してすぐ保有できるのではなく、手続きに数日かかったりします。
解約するときも同様に、時間がかかります。
投資信託のデメリットを解消したのがETF
ようやくゴールが見えてきました。
上で紹介した、投資信託のメリットを生かしつつ、デメリットを解消するために発明されたのがETFです。
投資信託のデメリットは、
- 手数料がかかる
- 売り買いが面倒
でした。
ETFは、比較的安い手数料で、いつでも売買できます。
株と同じ取引所で売買するので、24時間いつでもという訳にはいきません。
取引所には営業時間があるからです。
しかし投資信託のように、受け渡しまで待つことなく、買いたいと思ったタイミングで買えます。
売る時も、売りたいタイミングで注文するだけです。
その際にかかる手数料は、投資信託を買ったり保有する時より、安いことが多いです。
ETFそのものも、数千円〜数万円あれば買えたりします。
株の場合、最低100口購入と決まっていたりして、最低でも何十万円必要だったりします。
ETFは1口から買えるので、少額投資がしやすくなっています。
ETFの例
実際にETFにはどのような種類があるのでしょうか。
代表的なものをいくつか紹介します。
国内株式に投資するETF
「日経平均株価」という言葉は聞いたことがある人が多いと思います。
東証一部上場の225社の平均株価です。
ざっくりと、日本を代表する企業の指標、と思ってください。
ETFには、日経平均に連動することを目的に作られたものがあります。
- 日経225連動型上場投資信託(1321)
かっこの中の番号は証券コードと呼ばれ、この番号で検索すると、お目当てのETFが見つかる、という使い方をします。
証券会社のアプリで「1321」と検索すると、
「日経225連動型上場投資信託」というETFが出てきます。
参考 日経225連動型上場投資信託日本経済新聞海外株式に投資するETF
今世界を支配していると言っても過言ではないのがアメリカです。
GAFA(グーグル、アメリカ、フェイスブック、アップル)といった巨大企業は全てアメリカ企業です。
そんなアメリカ企業に、まとめて投資できたらいいなと思うはずです。
アメリカ企業全体に投資できるETFとして、
- SPDR S&P500 ETF(1557)
が有名です。
S&P500株式市場指数という、アメリカ企業の株価指数に連動することを目的としています。
日本の経済が日経平均株価で分かるなら、
アメリカの経済はS&P500株式市場指数で分かる、といった感じです。
参考 SPDR S&P500 ETF日本経済新聞その他の資産に投資するETF
株式以外に投資できるETFもあります。
代表的なのは金や原油です。
- SPDR ゴールド・シェア(1326)
- WTI原油価格連動型上場投資信託(1671)
株価が下がるような局面でも、比較的安全とされるのが金への投資です。
不景気がくると値が上がり、好景気になると値が下がるので、不況時のリスクヘッジとして好まれます。
世界的に需要があり、値が下がりにくいと考えられていたのが原油です。
しかしコロナウィルスによる世界的不況から、2020年4月に価格が暴落しました。
今後価格が持ち直すと考える人は、今買っておくのが賢いかもしれません。
もちろん投資に絶対はないので、今後も値が下がり続けるリスクもあります。
参考 SPDR ゴールド・シェア日本経済新聞 参考 WTI原油価格連動型上場投資信託日本経済新聞ETFの買い方
証券口座を作る
ETFを買う時は、株と同様に、証券会社に口座を作る必要があります。
口座の種類は大きく、
- 特定口座
- 一般口座
があります。
特定口座では、証券会社が勝手に利益を計算し、納税が必要ならしてくれます。
自分で確定申告しなくていいので、楽です。
一般口座だと自分で利益などを記録し、確定申告して納税が必要になります。
初心者は特定口座(源泉徴収あり)を選ぶのが無難です。
証券会社のオススメ
自分も使っていて使いやすい証券口座が、楽天証券です。
証券会社は
- 対面の証券会社
- ネット型の証券会社
に別れますが、若い人で対面式を選ぶ人はまずいません。
株といえばパソコンやスマホでチャートを確認して、買う、というイメージだと思います。
そんなかんじでネットで取引できるのがネット型の証券会社です。
楽天は大手IT企業なので、アプリが使いやすいです。
たまった楽天ポイントを投資に回せたりできて、地味に嬉しいです。
自分は楽天カードも愛用しているので、月にたまった数千ポイントを投資しています。
今度楽天証券の使い方も解説しようと思いますが、とりあえず迷ったら楽天証券で口座を作っておけば間違いはないです。
始めつつ、勉強しよう(まとめ)
投資に限った話ではないかもしれませんが、上達するには、とりあえずやってみる、ということが重要です。
あれやこれや考えていても、実際にやってみる経験には勝てません。
少額でいいので投資してみることで、こういう感じか、と分かってきます。
実際にやってみつつ、気になったことを調べていけば、知識も定着しやすいです。
しばらくは不況が来て、投資を始めるにはチャンスだと思います。
もちろんリスクもありますが、気になった人はとりあえず始めつつ、勉強していきましょう。
では今回は以上になります。
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ありがとうございました。
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