つちやみ
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目次
追加で自転車保険が必要
2019年9月より、配達パートナーは全員、ウーバーが用意してくれた保険に入ることになりました。
手続きをしたり、お金を払うことなく、配達パートナーは全員この保険に入っています。
しかし注意しなければならないのは、保険が適用されるのは
- 配達の依頼を受けてから、配達を終えるまで
限定ということ。
バックを背負って、アプリをオンラインにしていても、注文を受ける前であれば補償の対象外です。
待機時間も自転車に乗っている配達パートナーは多いと思うので、
待機時間の事故が補償されないのは少し厳しい気もします。
残念ですが、待機時間の事故に関しては保険が効かないので、自分で追加の保険に入る必要があります。
参考 配達パートナー向けサポートプログラムウーバー公式全員加入している保険
まず配達パートナー全員が加入している保険の内容を紹介します。
- 保険料:なし
ウーバーが払ってくれているので保険料はかかりません。
- 個人賠償補償:1億円
- 入院日額:7500円
- 通院日額:なし
ただの怪我では保険が下りませんが、入院となってしまった場合は、1日7500円の補償があります。
- 救急車、手術:25万円
- 死亡、後遺障害:1000万円
さらに救急車を呼ぶような重症だった場合は25万円まで補償されます。
考えたくはないですが、死亡してしまった場合は遺族に最高1000万円が支払われます。
繰り返しになりますが、補償されるのは、アプリが鳴って注文を受けてから、配達を完了するまでです。
補償内容①自分がぶつけてしまった場合
補償の内容を詳しく見ていきます。
まずは自分が加害者となった場合。
配達中の事故で、人を怪我させたり、死なせたり、物を壊した時は、賠償金を支払わなくてはなりません。
この賠償金を、自分の代わりに払ってくれるという補償があります。
公式サイトで例として挙げられているのは以下のような場合。
- 歩行者にぶつかって怪我を負わせた
- 商品の受け渡し時に料理をこぼしてしまい、注文者にヤケドを負わせた
- 注文者の自宅や、誰かの自動車にキズをつけた
「治療費として30万円払ってください」
と被害者から言われた時、悪いのは自分であっても、払うのは大変ですよね。
その30万円は保険会社が払うので安心してください、という補償です。
補償額の上限は1億円となっています。
またバイク登録の配達パートナーの方は、物にぶつけて物を壊してしまった場合、
5万円までは自分で負担することになっています。
原文では
配達の車両を125cc以下のバイクで登録している Uber Eats 配達パートナーに対しては、対物賠償責任の補償請求に際し最大5万円までの自己負担金が設定されています。
と書いてあります。
バイクをぶつけ何かを壊してしまい、修理代が5万円以下だったら、
それくらいは自分で払ってください、という感じですね。
補償内容②自分がぶつけられてしまった場合
次に自分が被害者となった場合。
自分が転んだり、車にひかれてしまった時は、治療費などのお金がもらえます。
そして公式サイトでは、5つの状況と、貰える金額について書いてあります。
- 救急車、X線検査、手術、投薬等が必要だった場合→25万円を上限として補償
- 配達員が死亡した場合→相続人が1000万円を受け取る。 また葬式費用も100万円を上限として支払われる
- 後遺障害が生じた場合→最大1000万円受け取る
- 怪我を負って入院し、働けなくなった場合→1日あたり7500円の支払いを受け取れる。ただし30日間
- 死亡した場合→配偶者や子供は、1人あたり15万円を受け取れる。最大3人まで
大怪我をしても25万円までの治療費はもらえます。
ただし救急車に乗ったり、手術した場合です。
通常の怪我で病院に行った時は、補償されないのが残念です。
最後に原文も掲載しておきます。
- 医療見舞金:配達中に事故が発生した際、救急車、X線検査、手術、投薬等必要な医療費用を、25万円を上限として補償いたします。
- 死亡見舞金・葬式費用:配達中の事故により、不幸にも配達パートナーが死亡した場合、相続人は1000万円の一時金を受け取ることが出来ます。 また、葬式費用も100万円を上限として支払われます。
- 後遺障害見舞金:配達中の事故により、不幸にも配達パートナーに後遺障害が生じた場合、最大1000万円の一時金を受け取ることが出来ます。 金額は、後遺障害の症状により異なります。
- 1日あたりの入院に伴う見舞金:配達中の事故により、配達パートナーが怪我を負って入院し、その後当該怪我により働けなくなった場合、30日を上限として、1日あたり7500円の支払いを受け取れます。 ただし、医師による、医学的見地から就業が困難であることの証明を必要とします。
- 配偶者・被扶養者への見舞金:配達中の事故により、不幸にも配達パートナーが死亡した場合、その配偶者や被扶養者(18才以下)は、1人あたり15万円の見舞金を受け取れます(最大3人まで)。
一例:
- 配達中に車とぶつかり、自身が怪我を負った場合
- 商品の受け取り時に誤って料理をこぼしてしまい、自身が火傷を負った場合
追加で入りたい自転車保険
ウーバーの保険が補償してくれない時間をカバーするには、自分で自転車保険に入る必要があります。
具体的には
- ウーバーをしていない時間
- ウーバーのバックを背負ってオンラインにしているが、注文を受けていない時間
いわゆる「待機時間」も自転車をこいでいると思います。
そのタイミングでの事故をカバーするには、以下の自転車保険に入らないといけません。
気軽に入っておきたい
まず気軽に保険に入っておきたい人には、LINE損保の自転車保険がオススメです。
- 保険料:140円/月
保険料はまさかの100円台。
スマホアプリの「LINE」から登録することができます。
- 個人賠償補償:1億円
- 入院日額:500円
- 通院日額:なし
ただの通院ではお金が下りないのと、入院しても1日500円しかもらえないのがネック。
「治療費は健康保険で十分」
「それよりも誰かをひいてしまった場合の賠償金に備えたい」
という人にはピッタリの保険です。
気楽とはいえ、賠償補償で1億円まで補償されるのはかなりの額だと思います。
充実した補償を受けたい
保険料が多少高くても、補償を充実させたい人にオススメはau損保。
- 保険料:590円/月
保険料は590円と自転車保険としては高めです。
- 個人賠償補償:3億円
- 入院日額:12,000円
- 通院日額:2000円
さきほどのLINE損保との違いは「入院、通院費用」が充実していること。
通院すれば1日2000円、入院した場合は1日1万2000円まで補償されます。
また賠償補償は3億円となっており、過去の裁判を考えてもほぼ全ての賠償金を補償できる額となっています。
月々の保険料はちょっと高いけど、
500円くらいで補償を手厚くできるならいいじゃん、と考える人はau損保にしましょう。
バランス型に入りたい
最後は保険料と補償が適度な額になっているバランス型を紹介します。
バランス型のオススメは楽天損保です。
- 保険料:223円/月
月々は200円ほどでOK。
- 個人賠償補償:1億円
- 入院日額:2500円
- 通院日額:0円
補償を見てみると、通院ではお金が下りません。
しかし入院した場合は1日2500円まで下りるので、大きな怪我をした際の治療費は安心です。
誰かに怪我をさせてしまった場合の賠償金も、1億円まで補償されます。
月に200円ほどの掛け金で、ここまでの補償が出るのは十分だと思います。
ウーバー待機中は自転車保険でカバーできる?(補足)
注文を受けてから配達するまでは、「業務中」のため、通常の自転車保険では補償されません。
「ウーバーの待機時間」も、保険会社的には「業務中」となり、補償されないのでは?という疑問を持ちました。
とある保険会社へ問い合わせてみると、
- 業務時間ではないので、補償の対象となる
- しかし本当に注文を受けていない時間だったかどうか、調査が入る可能性はある
との回答でした。
通常の自転車保険で「ウーバー待機中の事故」もカバーされるようです。
ただ実際に事故が起きた場合は、「本当に注文を受けていなかったか」調べるかもしれません、とのこと。
「待機時間も補償しますよー」という回答を頂けたのは安心ですね。
まとめると、
- ウーバー配達中→ウーバーの保険
- ウーバー待機中→普通の自転車保険
- 日常生活→普通の自転車保険
でそれぞれ補償されます。
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