つちやみ
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目次
そもそもUberとは
Uber Eatsを運営するのは、アメリカのウーバー・テクノロジーという会社です。
本業として、
- 車に乗りたい人
- 車に乗せたい人
を結びつける配車マッチングサービスを運営している会社です。
アプリを使うと自動車が迎えに来て、目的地まで連れていってくれます。
カードで支払いが完了しているので、運転手に小銭などを渡す必要はありません。
日本ではタクシー業法に違反する懸念があり、サービスを本格化できていません。
ウーバーの配車アプリが広まれば、日本の多くのタクシー運転手が職を失います。
その影響の大きさを考え、ちょっと待ってくれ、と制限されている状況ですね。
Uber Eatsとは
本題のUber Eatsは、
- 料理を届けてほしい人
- 配達したい人
- 飲食店
をアプリで結びつけるサービスです。
注文者は自宅、職場、ホテル、公園からでも、専門店の料理を注文できます。
配達員は自分が働きたい時だけアプリを立ち上げ、料理を注文者のもとへ届けます。
日本でUber Eatsが利用できるエリアは、2020年4月現在、
東京、神奈川、千葉、埼玉、名古屋、大阪、京都、兵庫、広島、福岡、仙台、松山、高松
となっており、上記エリアに住んでいる皆さんは、街中で「ウーバーバック」を背負った配達員を見かけることも多いのではないでしょうか。
利用できるエリアは徐々に拡大しており、今後も拡大を続けることが予想されます。
【2020年4月版】全国のUber Eats(ウーバーイーツ)利用可能エリア一覧【注文も配達も】人と人を繋げる
ではUber Eatsの強みを分析していきます。
Uber Eatsの凄さその1は、
- 料理を運んでほしい人
- 料理を運びたい人
をマッチングさせた新しさです。
食事を自宅へ届ける「出前」の仕組みは、昔から日本にも存在します。
しかし出前のおじさんが運べる量には限界があります。
出前のサービスをしていないお店も多いです。
ウーバーは
「そこらへんでチャリ乗ってる人に、配達してもらえばいいんじゃね?」
という感じで、注文者と配達パートナーを結びつける仕組みを作ってしまいました。
ウーバーのように「人」と「人」を、Webやアプリの力で繋げるのは、IT企業の得意技です。
例えばグーグルは、「情報を知りたい人」と「情報を提供する人」を繋げました。
今までの橋渡し役だった、テレビ局や新聞社を追い出すような形です。
リクルートは「不動産を貸したい人」と「借りたい人」を繋げる、スーモというサービスを展開しています。
不動産仲介業の形が変わりました。
ウーバーもIT企業の例外ではなく、これまでの「出前」を一新する企業です。
アプリで完結する
注文から配達まで、全ての動作がアプリで完結してしまうのも、Uber Eatsの大きな特徴です。
「全国に出前サービスを展開しよう」と常識的に考えたら、まず全国に支店が必要です。
そして支店で働いてくれる人を雇い、配達員を教育してくれる人を雇い、最後に配達員を雇います。
全国のお店を回って「うちで出前サービス始めませんか?」と募集する営業マンも必要でしょう。
しかしUber Eatsでは、
- 全国の支店
- 配達員の教育係
- 営業マン
などを全て省いて、WEBやアプリだけで完結する作りにしてしまいました。
既存のやり方と比べ、大幅なコスト削減です。
しかもアプリが使いやすい。
これがUber Eats強さの秘密その2です。
洗練されたイメージ戦略
Uber Eatsと聞いて、どんなイメージを思い浮かべますか?
中には「届いた商品が崩れていた」というような事件の、マイナスイメージを持っている人もいるかもしれません。
しかし大半の人は
- オシャレ
- 最先端の仕組み
- 料理がすぐ来る
- なんかかっこいい
- 新しい働き方
といった、プラスのイメージを持っているのではないでしょうか。
これらのイメージは「たまたま」そうなったのではなく、Uber Eats運営が「意図的に」そういうイメージを作っていると思われます。
例えば、Uber Eats公式サイトを見てください。
「緑」「黒」の基本カラーを中心に、「なんかいい感じの」サイトになっています。
そしてこのサイトのイメージは、
- 注文用アプリ
- テレビCM
- ネット広告
- 配達員のバック
- 街で配っているチラシ
全てに共通しています。
「WEBサイトのためのデザイン」という小さな視点ではなく、
「Uber Eatsとしてのデザイン」が打ち出されています。
あらゆる場面で同じデザインを使っていくことで、プラスイメージを生み出しています。
参考 UberEats公式bloguber公式利用者還元の視点
Uber Eatsといえば、新規登録時のキャンペーンや、配達パートナーへの気前の良い報酬が特徴です。
たまたまそうなっている訳ではなく、ウーバーが意図的に高還元を実施していると思われます。
使ったことのない人からしたら、最初に1000円無料と言われれば、使ってみたい気がします。
配達パートナーの仕事をしてみたい人も、高報酬が獲得できるとなれば、気になります。
ウーバーは利益の大部分を利用者に回すことで、サービスを拡大しているのです。
利用者還元の意識が高すぎて、今は赤字になっているほどです。
そこまでしても、世界に新しい文化を作ろうとしているのが、ウーバーの強みです。
【知らないと損】ウーバーイーツを始める時にはキャンペーンコード必須です Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーが稼げるのは今だけかもしれない話【ウーバーは大赤字】配達パートナーが勝手に宣伝
街中で目にすることが多くなった配達パートナー。
実は配達パートナーの活動も、Uber Eatsの強みの一つと思っています。
「Uber Eats」と大きく書かれたリュックを見た人達は、何を思うでしょうか。
きっと
- Uber Eats流行っているのかな
- Uber Eatsで頼んでみようかな
- Uber Eatsの仕事をしてみようかな
と無意識に思ってしまうはず。
宣伝費をかけなくても、配達パートナーがリュックを背負って配達することで人の目に触れ、宣伝になっているのです。
レストランへピックアップへ行くと、
「この店ウーバーしてるんだー」
と話しているのが聞こえてきます。
お気に入りのお店でUber Eatsができると知ったら、今度頼んでみたくなります。
そんな感じで、配達バックで勝手に宣伝になるのも、Uber Eatsの強みです。
浮いた宣伝費は、報酬やキャンペーンに充てることができます。
Uber Eatsは今後も伸びる?(まとめ)
以上、Uber Eatsの強さの秘密を分析してみました。
世界でシェアを伸ばすのには、理由があります。
今後も日本でさらに多くの都市に広まっていくはずです。
では今回は以上になります。
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ありがとうございました。
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